音源制作への道#016
素人がバンドサウンドのCD完パケをやってしまおう!という無謀なシリーズも、なんだかんだとあとわずかで連載終了でございます。そう、ついに、
マスタリング編に突入なのですッ
(`・ω・´)b
ここまで長かった…
(´;ω;`)ブワッ
実を言いますと、これまで何度も仮の2mixを作っては、マスタリング工程のテストもしていたのです。しかしダメでした。とてもじゃないがプレスCDでリリースなんて出来ないレベルでして orz
原因はミックスの酷さでした。で、何度も何度もミックスへ立ち返っては挫折を繰り返していたのです。やはり「餅は餅屋(プロのエンジニアは伊達にプロじゃない)」と痛感いたしました、はい。
唯一頼りにしてたのは、その昔に知人のエンジニアから聞いた「ミックスがちゃんとしてれば、マスタリングなんてほとんどやること無いんだよ」という言葉です。まぁ昔と今とではやり方も違うのかもしれませんが、とりあえずは"聞くに堪えうるミックス"を作ることを第一義としまして
ここまでやってきました。長かった…
(´;ω;`)ブワッ
ということでマスタリング工程に入るわけですが、録りやミックスと同じく、第14回で書いた「機材の限界、技術の限界、演奏力の限界」ってものがつきまとってきます
それに加えて、楽曲のアレンジによる限界も加わります。これらはもう、その限界に挑戦しつつも、しかしどこかで割り切ってやらねばなりませんのね
さて、近年の音圧競争もあってか、マスタリングというのは「音を大きくする工程」だとお考えの方もいらっしゃるようです。いえ違います。本来のマスタリングは、突発的なピークを抑え、どんな再生装置でも聞けるようにするため「音を整える」ものなのです。と思う
ぶっちゃけ、その定義に自信はござらん。しかし少なくとも「音を大きくするためだけの工程」では無いと思います
てかさ、音を大きく聞こえさせることを最優先にして、それまでのミックスのバランスを崩してしまうのってどうなのよ?意味ないじゃん。そりゃ音圧を上げることを前提にアレンジやミックスしてりゃ別なんだろうけど、ウチはそういうのじゃ無いからね
まぁ音圧の話は次回以降にするとして
トラックダウン工程まではDP5に付属のプラグインで処理してきましたが、さすがにマスタリングはそうはいきません。DP5にもMasterWorksシリーズという"それっぽい"プラグインはあるものの、うーん、マスタリングで「使える」のはEQぐらいじゃないかなぁ
さらに、わしのような糞耳にはマスタリング工程で不可欠の「スペクトラムアナライザー(略称:スペアナ)」が、残念ながらDP5には標準装備されておりません。スペアナってのは、簡単に言うと視覚でリアルタイムの帯域分布を見るツールね
ですのでサードパーティ製のプラグインを使用します
IKmultimediaのT-Racksと、IzotopeのOZONE3は持ってますんで、今回は後者を使うことに。たしかバージョンアップ直前に購入したので、OZONE4への無料アップグレードファイルもダウンロードしてるはずなんですが、わしの貧スペックパソコンでは重たそうなのでver.3でやります(笑
ちなみにどちらもマスタリング用ソフトなんですけど、その類にしては安値です。Wavesみたいに無駄に高値ではありません。T-Racksはかなり強めの色づけ、OZONEは薄味という感じですね。前者は販売終了、後者は現行のver.5が24,000円前後で販売されてますな
まぁOZONEは持っておいて損は無いソフトかと思います
それでは出来上がった2mixファイルをブチ込んでやりましょう。この続きはまた次回に♪
WOEPライブ情報
2013年3月3日(日)
萩之茶屋 OLDグラフティ
大阪市西成区花園北2-8-2和伸ビル1F(南海萩之茶屋近く)
詳細調整中
※アコWOEPです!
2013年3月24日(日)
岸里玉出 CROSSROAD
19時開演/1600円
※バンドWOEPです!
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ジャンル : 音楽
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No title
デジタルだと音量オーバーはブチっと音が切れてしまうのでそこまでいかないようにする。下はヘッドフォンだと0~100まで聞こえるけど小型ラジオだと30(数字は適当ですが)以下は聞こえなくなってしまうので、1~30を持ち上げて50以下を30~50の範囲に収める。だけども持ち上げた部分に低音成分がたくさんあるとボコボコするし、高音成分が多ければキンキンするので周波数によって持ち上げる量を減らしたりする、ってイメージで良いのでしょうか。実際には捨てる/持ち上げるの閾値と増減量の調整、それを全体に適用したらやっぱりミックスの段階で単独で調整しとくんだったってのも出てきたり、ヘッドフォンで聴いてもラジオの音だったり、えらい難しいパズルのような…((( ;^^)
はい、ほぼそのイメージです。もちょっと実際に近く書きますと、低・中・高域のみならず、それぞれの倍音を管理せねばならんという面倒くさいパズルです orz
要は再生装置によって極端な差が出ないようにすることなんですけど、これがまた難しくて
(´・ω・`)
要は再生装置によって極端な差が出ないようにすることなんですけど、これがまた難しくて
(´・ω・`)