なまくら刀
来週の日曜、サウスにて「ソロシンガー大会」なるイベントが催されます。アマ素人が入り乱れてのライブやそうです。ソロシンガーとはいうものの、バンドっぽい形式で出るヒトもいてますので、名に偽りあり(笑
まぁ一種の遊びなわけですが、企画者達や出演者達が、それぞれ真剣に取り組んでいるのがエエ感じです。自作曲なんて作ったことがない、演奏したことがない人達が、喧々囂々とやり合いしてまして、あまりに真剣になり過ぎてケンカをしてしまうということもあるとかw
いや、笑えるんやけど、笑えませんね。というのは、専業もしくはそれに近いカタチでやっている音楽屋さん達が、彼らと同じくらい真剣に、熱くやっているのかといえば、そうとは思えないからです
大人ですし、余計なモメゴトは避けたいという気持ちもあるでしょう。仕事が絡むと言いたいことも言いにくくなるという現実もあります。趣味でやってるうちが一番楽しい、とも言われます。それらについては、わしもその通りやと思います
でもね
そこにおさまってると、いつの間にかその範囲内が「自分の出来るすべて」になってしまうのです。いや、オレは本気出したら、いつでも出来るで!と思うてても、その本気が出せなくなるんですわ
ウチの未発表曲に『なまくら刀』という曲があります。「いつかやれると思っていても 研がねば斬れないその刀」てな歌詞です。実際その通りでして、どんな名刀でも、日頃の手入れを怠ってますと、実戦で使えないボロ刀に成り下がります。それどころか、鞘の中で錆び付いてしまって、抜けないこともあるでしょう
四六時中全力…は、さすがにキビシイですが、「まあまあエエやないか」と惰性に流されて真剣さを忘れてしまうことは、もっとキビシイです
音楽以外にも当てはまりますよね。わしはやっぱり「抜き身」でいくことにします
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燃える男の唄
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