若者のロック離れ()
とあるところで「若者のロック離れが進んでいる」という話を聞きました。初めて聞いたぞ、そんな話。なんでも若者のせいにしてたら楽よね
ぶっちゃけ趣味の多様化に過ぎないと思うのですよ。ロックでなければならない、ことも無い。てな具合で
リスナーに限って言うならば、音楽なんて自分の好きなものを聞いてりゃそれでエエわけで、ねばならないを持ち込む必要は無いのね。そもそもロックって自由を謳ってるじゃないか。聞こうが聞くまいが、それも自由ですやんw
あとね、昔は一般リスナーが手にできる情報量が少なかったというのもあるんとちゃいますか。わしが聞き始めた頃は、洋楽の情報なんて、ホンマ数えるほどしかソースが無かったですよ
限られた情報の中から選ぶわけですから、聞くミュージシャンもだいたい(知人達と)似通ってきます。まぁ現在ほど数が居なかったというのもありますが
そんな状況下ではステマもバリバリ有効となります。LPに付いてる帯の煽り文句も、いまじゃ2ちゃんあたりでツッコミ盛りだくさん入りそうなものばかりでしたしw
ただ、何度か煽りに引っかかってますと、だいたいのパターンというか、この評論家が禿げしく推薦してるのは地雷やな、てなことがわかってくるのです。ええ、わしも引っかかったクチですわw
エエこともあったんですよ。いまほど音楽屋の数が多くなかったがゆえ、さかのぼるのも比較的楽だったのです。ライナーを参考に好きな音楽屋のルーツを辿ったり、そこから分岐して別の新たな発見をする楽しみが、わりと簡単に得られました
近所にはレコード店があり、1枚買うたびに「次はアレを買おう」と目星をつけたアルバムがありました。LPといえば、収録時間は約45分ぐらいで、CDほど演奏時間が長くない=収録曲数も少なかったので、1曲あたりのクオリティも高かったような気がするなぁ
音楽は、雲の上の存在のようであったけれど、身近な存在でもある時代でした
ひるがえって現在は、音楽屋の数も膨大になり、作品数も膨大、もはや店頭に並べきれないほどになっております。それ以前にレコード店というかCDショップがどんどん消えていってますわな
YouTubeやiTunesにも、膨大な作品がズラリです。よりどりみどり青緑な状態。情報を制限してステマを有効にしていた時代とは、まったく違う状況が出現しとるのです
なんというか、選択権がリスナー側に渡ってしまったというか、そんな感じですね。いやまぁそれが健全なんだけども
しかしながら選択肢があまりにも多いので、リスナーが迷ってしまい、面倒くさくなって安全圏内で済ますということも多々あり。もう「向こうからエエ音楽が勝手にやってくる」ことは無いので、探すのにも気合いが必要になったわけです
手近に音楽はあるけれど、身近なものじゃない、という時代になったんですかね
そんな時代に、昔の黄金期のままなマーケティングが通用するはずがない。若者がロックから離れたんじゃなくて、ロックのマーケティングが失敗してるだけじゃないのかという気がしてきましたよ
これを打破するには、リスナーの懐に潜り込んでいけばよろしい。身近な存在になればよろしい。なんのことはない、それは演歌のドサ廻りやないですかw
時代が一巡したのか、はたまた原点に還れということなのか。うーむ
WOEPライブ情報
2014年4月19日(土)
心斎橋 音呑庵
大阪市中央区宗右衛門町7-13日宝レインボービルB1F
19時半ぐらいからボチボチ開演
※アコWOEPです!
2014年5月11日(日)
心斎橋 音呑庵
大阪市中央区宗右衛門町7-13日宝レインボービルB1F
お昼頃から店外ライブの予定。詳細調整中
※アコWOEPです!
■WOEP New Album
燃える男の唄
WOEP 公式website

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