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音源制作への道#010


一部のマニア?向けに細々と続くこのシリーズ。新年一発目、そして連載第10回目でございます。本年もどうぞよろしく
m;_ _)m


前々回はキック=ベース=スネア=ボーカルを、聴感上「同じ大きさ」にすることに苦戦しておりました。さすが素人だ、入口でつまずいてやがるぜ…
○| ̄|_


とりあえずの基準が決まり、さてここからがトータルミックスの本番です


パートごとの仮バランスは取っているものの、全体で混ぜると聞こえ方が違ってくることが多々あります。たとえばドラムパートだけ聞いた時は普通に聞こえても、全体だとやたらキックが強く聞こえたりさ


あと、全体的に曇りがちというか、もやが掛かったような、抜けの悪い音になったりね。そんでもって、あらぬ箇所で突然ピョーンとレベルメーターが上がったりさ


これらは主に、楽器同士、あるいは楽器とボーカルとの周波数帯域のかぶり(マスキング)によるものです。マスキング自体は生じるのは仕方ないんですが、それが過剰というか余計に起きてるのですね


マスキング以外の原因としては、音量の上げ過ぎ、定位(パン)の設定が悪い、コンプの設定が悪い、リバーブ掛け過ぎなどがあるでしょう


これらを各トラックでチェックしていかねばなりません。しかしながら素人には、何がどうマスキングしてるのかわからない、そもそもマスキングが原因なのかどうかもわからない、という困った困ったな事態でして(汁


そして試行錯誤と悪戦苦闘が再び始まります。まぁやることと言えば、前々回同様、1つのトラックを単体で流し、その後に他の任意の1トラックと重ねて流して「曇り感」が出るかどうか、それをチマチマ確認していったのです


まぁホンマ、とてつもなく面倒くさいです。慣れてる人にゃ簡単なんだろうけどね
(´・ω・`)


しかしながら、この作業を経て、いろいろ見えてきたことがありました。ちょいとランダムに並べてみますと


■低音は高音域に作用する

とりわけ超低域は間違いなく高域を濁らせます。低音部の処理は本当に重要かつ大変で、ここが「聞こえる」か否かでミックスの成否が分かれると言うても過言やないと思います。耳を鍛えるとともに、解像度の高いモニターを使うことも大事です


■素人は帯域への先入観を捨てるべき

たとえば音の抜けがイマイチだからというて、じゃあ高域をブーストすればよかろうと考えるのは大きな間違いなのであります。違う違う、そうじゃ、そうじゃない♪まったく別の帯域が原因なことが多々あるからです


■パラメーターはこまめにチェックする

眠い時や疲れてる時に作業してますと、一部のパラメーターを変な値にしたままにしてることがあります(わしの場合)。ありがちなのがコンプのアタックやレシオの値。なーんか音が詰まってるなぁと思うたら、案外こういうアホみたいな箇所が原因だったこともあります


■センターはボーカルと低音楽器のみ

スポットで鳴るならOKなんですが、常時鳴ってるようなギターを中央付近に配置すべきではありません。確実に音が曇るからです(実はそれが原因だったのに「なんで曇るんだー!」と堂々巡りしてますた orz)


■時には大胆な処理を

ある程度の帯域処理がなされているソフトウェアやシンセ音源と違って、生演奏を録音したものは「素」ですので、場合によっちゃ、かなり大胆なEQ処理をせねばならんことがあります


■時には思い切って捨てる勇気を

いろんな音を入れたいという気持ちはあれども、たとえば1つのトラックがどうしても全体の邪魔をする場合、そのトラックをカット、あるいは音量ゼロにする勇気も必要かと思います

そういう時って、プレイヤーではなく、プロデューサー的視点が必要なんでしょうな



2008年にアコースティックソロアルバムを制作した際には、それほどマスキングで悩むことはありませんでした。また、トラック同士のバランスについても(いま聞き返すと失敗してるのもありますが)それほど苦労はしませんでした


これ、おそらくアナログカセットMTRでやったからなんですよね。カセットテープの幅に8トラック突っ込むわけですから、1トラックごとの音は必然的に細くなります。それがミックスの際に功を奏したと


わしの実力ではなかったのだと
(´;ω;`)ブワッ


DAWですと、録ったそのままのデータを扱いますし、単体トラックの音を聴いて「かっちょいい!」と思うと、それをそのまま使いたくなるのが人のサガというもの


しかしながら、これはおそらく、おそらくなんですが、単体トラックで聴いて「ちょっと物足りないかな〜」と感じるぐらいの音作りにした方が、ミックス時にはうまく混ざるんじゃないかと思うのです


単体トラックで物足りない分は、他の楽器とのマスキングで補う、という考え方ですね



さてさて、以下はあくまでも個人的なメモ。ご利用は自己責任でどうぞw



■ボーカルの抜けが悪い
→400Hzあたりをちょっとカットすると鼻づまり声が若干改善

■ボーカルの抜けが悪い2
→120〜150Hz以下をハイパスフィルターでゆるやかにカット

■ボーカルの抜けが悪い3
→5KHz、または8KHzあたりを軽くブースト

■ギターの抜けが悪い
→3KHzあたりを軽くブースト

■ギターの抜けが悪い2
→300Hzあたりを軽くカット

■ギターの抜けが悪い3
→100Hz以下(場合によっては120Hz以下)をハイパスフィルターでカット

■ギターがボーカルの邪魔をする
→1KHzを軽くカット

■ギターがボーカルの邪魔をする2
→フェーダーを少し下げる、パンをもうちょっと振る

■ギターがボーカルの邪魔をする3
→不要なダブリング等をやめる

■ベースの抜けが悪い
→200Hz以下のコントロールが要。場合によっては200、160あたりを軽くカット

■ベースの抜けが悪い2
→コンプのアタックを早くしてみる

■ベースがボーカルの邪魔をする
→300〜400Hzあたりをカット

■キックの抜けが悪い
→1KHzで皮の音を強調、さらに8KHzを軽くブースト

■キックがボーカルの邪魔をする
→200〜300Hzあたりをカット、3KHzあたりを軽くカット




ではでは今回はこのへんで。To Be Continued!


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