5400
という数字を見てピンときた方は、今日のニュースをご覧になったのでしょう。厚生労働省の調査によって判明した、ネットカフェを泊まり歩くヒト、いわゆる「ネットカフェ難民」の数やそうです
■NIKKEI NET:ネットカフェ難民、全国で5400人・厚労省調査
この記事によると「住居がなく、寝泊まりするために」ネットカフェを利用している人の数が、推計で5,400人やとか。内の半数がパートやバイト、派遣などの非正規雇用で、4割が失業者。年齢別にみると、20代が一番多いようですが、50代も2割以上いてたそうです
50代は笑えんやろ…?
非正規雇用(主に日雇い)のため、家を借りるゼニが工面できず、また住所不定のため正規雇用にも就けずという悪循環になってるようです
彼らを「負け組」「努力しなかったからや」と非難する連中もいてますが、果たしてそれだけが原因なのでしょうか?
新聞の求人広告や、無料配布の求人誌を見てみるとよろしい。見事なまでに安時給&保証ナシの「派遣・パート募集」広告ばかりで、正規雇用の募集がどれだけ少なくなってることか!
景気の回復は、一部の企業だけのお話で、中小零細は、相変わらずの青息吐息です。固定費を食う正規雇用はなるべく避けて、割安な非正規を使いたいと思うのは、まぁ当然の流れでしょう。どこぞのアホのおかげで、派遣先の業種も広がりましたしね
で、このまま景気の二極化が進んでいきますと、非正規層がさらに拡大していくことは目に見えています。いわゆる本格的な「格差社会」で、米国の二の舞というヤツです
いまだに曾野綾子とか金美齢などは、「日本ほど格差のない国はない」「個人の努力でどうにでもなる」などとほざいてますが、一度「底辺サイクル」に入ると、相当のラッキーでもない限り、そこからの脱出は困難な状況になりつつあります。現状を知ってんのかコイツら?
あ、ちなみにわしは左派というワケではないですよ。念のため。その手のコメントもご遠慮してね、あくまでも庶民のタワゴトですよってw
このままいきますと、以下のような流れが十分予測できます
格差拡大
↓
貧困層の増加
↓
就学できない、就業できない
↓
さらに格差拡大
↓
ますます少子化、賦課方式の年金破綻
↓
国破れてサンガリア(違w
サヨナラ日本。という事態にリアルでなるかもしれません。誰がよろこぶのよ?
なんでこうなったのか?米国の提唱する「グローバリズム」への追随で、規制緩和やら何やらをしてきた結果、所得の再分配が正常に行なわれなくなったのが、一番の原因やないかと思います
たとえば、あまり知られていませんが、累進課税制度ってありますよね?アレ、いつの間にか、高額所得者への課税率が極端に低くなってるんですよ
それと法人税ね。これも大手さんはエライ安くなってますわ。ほんで、儲けた分は内部留保、または設備や開発にまわしたりしますので、コマ扱いの労働者ごときには、いつまでも廻ってきませんわ
厚労省はネットカフェ難民への援助策を講じると言うてますが、この問題の根は深く、厚労省だけでどうこう出来るモンやないです。人様の年金ちょろまかす役人ごときが、縦割り行政の枠越えが出来るとは、到底思えません
一言よろしい?
おい、えらい人達よ
いつになったらお前らも痛みを伴うんじゃい!!???#
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燃える男の唄
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